2019年5月2日木曜日

スパイ大作戦

「おはよう、フェルプス君」の名フレーズで一世を風靡したアメリカのテレビドラマ『スパイ大作戦』(原題は『Mission: Impossible』)。
私がこれまで見てきたテレビドラマの中で1番好きだったのがこれです。
再放送でしか見たことがないですが、何回か再放送されてたので、その都度見てました。
とにかく面白いドラマでした。
敵を欺くためにさまざまなトリックを仕掛けて指令を遂行し、小道具としての秘密兵器も駆使しながら筋書き通りに敵を罠にはめて目的を達成するというその練りに練ったストーリーが素晴らしかったですね。
もちろんすんなり筋書き通りにはいかなくて、必ず途中でバレそうになったり邪魔が入ったり計画が狂いそうになったりして危険な状態になるんですが、そこを何とかクリアして目的を達するという内容がサスペンスに満ちていて惹きつけられたものです。
その仕掛けもシリーズの初めの頃はシンプルなものが多かったのですが、シリーズのあとの方になると、大掛かりで凝りに凝った仕掛けも出てくるようになり、そういう仕掛けも面白さの1つでしたね。
また、ドラマの定番になっている最初のところの指令が伝達されるところも、テープレコーダーでの「例によって君もしくは君のメンバーが捕らえられ、あるいは殺されても当局は一切関知しないからそのつもりで。なお、このテープは自動的に消滅する」というあのセリフにはハマりました(^^)
聴き終わったあと、テープが自動的に消滅するというアイディアもなかなかのものです。
そしてその場面では毎回テープレコーダーが隠されている場所が変わり、今回はどんな場所でどこに指令のテープがあるのか? とワクワクしながら見てました。
それについて、初めの頃はテープが自動的に消滅しないで自分で処分しなければならないものもありましたし、変わったところでは、テープではなくてレコードの時もありました。のちになるとカセットテープがほとんどだったようです。
それから、指令の声の日本語吹き替えをしていた大平透さんの声が、初めの頃は低くて暗い感じの声だったんですが、のちの方になると、高くて明るい感じの声に変わっていってましたね。
シリーズ中、メンバーは何人か入れ替わりましたが、私にとってのベストメンバーは、ジム・フェルプス、ローラン・ハンド、シナモン・カーター、バーニー・コリア、ウィリー・アーミテージがメンバーだった時で、この頃がメンバーが最も安定していたようです。

その後、このドラマはトム・クルーズ主演で映画化され(映画のタイトル名は『ミッション:インポッシブル』(原題はテレビ版と同じく『Mission:Impossible))、シリーズ化もされましたが、私は映画版の方は全く評価しません。テレビ版の方にレギュラー出演していたピーター・グレイブスもグレッグ・モリスも映画版には不満を持っていたそうですが、私も同感で、あれは『スパイ大作戦』ではないですよ。グレッグ・モリスが言ったように「あれは別もの」です。タイトルを変えるべきだと思います。
あんな派手なアクションシーンは不要で、もっと知的でクールでスマートなものが本来の『スパイ大作戦』であり、それこそがこのドラマの真価でもあるのです。

それはともかく、マッチで導火線に火をつけてテーマ曲が流れるおなじみのオープニングシーンに胸踊らせた『スパイ大作戦』。私にとっては不滅のドラマでした。








このサイトは参考になります。
 ↓   ↓   ↓

スパイ大作戦-全エピソードガイド


なお、『スパイ大作戦』は1973年に終了しましたが、1990年代初めに続編が放送されました。日本でのタイトル名は『新スパイ大作戦』となっていましたが、原題は以前と同じく『Mission: Impossible』となっています。
メンバーはリーダーのジム・フェルプス役のピーター・グレイブス以外は若い俳優に一新されていました。
指令の伝達方法もハイテク化していて、光ディスクになっていました。
内容としてはそれなりに面白さはありましたが、話の筋のマンネリ化もあって全盛時ほどの面白さがありませんでしたね。






FODプレミアム





0 件のコメント:

コメントを投稿